映画「ハクソー・リッジ」を観るとリアルで美しい映像に圧倒されつつ感動の嵐に包まれます

映画「ハクソー・リッジ」の感想

見た理由は地元が舞台だったから

沖縄に住んでおります。自宅の近くに前田高地と呼ばれる場所があって、そこは12世紀から15世紀にかけてお城があったといわれています。現在は公園になっていて、断崖絶壁の上から東シナ海を含めたすばらしい景色を見晴らすことができます。
ここが映画の舞台になったと知り、ちょっと興味を持ったので見に行きました。「ハクソー・リッジ」という作品です。

良心と勇気の板挟みになる青年

時代は第二次大戦中。主人公デズモンド・ドスは宗教上の理由から、人を殺してはいけない「良心的兵役拒否者」として認められています。戦争に行かなくてよい立場です。

しかし彼は自分も国のために戦いたいと熱望していました。そこで相手を殺さない衛生兵として従軍し、前田高地で日本兵と戦うことになります。

あらゆる地獄をいっしょにした戦場

前田高地へ至るには約150メートルの垂直の壁を登らなくてはなりません。もちろん戦車などは使えず、人力でよじ登るしかないのです。

しかも登った先には数多くの日本兵が待ち構えており、激しく攻撃してきます。ドスの舞台はこの地獄のような戦場で多くの犠牲を払いました。そして負傷者を顧みる余裕もなく、崖下に退却せざるを得ませんでした。

銃も持たず多くの命を救ったドス

ところが、崖の上から人間をくくりつけたロープが下りてきます。負傷者を見つけ、下ろしている兵士が崖の上にいるのです。衛生兵のデズモンド・ドスです。こうしてドスは衛生兵として銃も持たずに数多くの命を救ったのでした。
中には敵である日本兵もいたそうです。

戦争の醜さと人の心の美しさ

映像のリアリティは圧倒的です。特に戦闘シーンでは血しぶきが飛んだり、頭を吹き飛ばされたりするなど、残酷なシーンも数多く出てきます。

しかし一方で、美しさも特質ものです。それは映像のみならず、ストーリーも含みます。戦争の醜悪さとドスの内面の美しさの対比に圧倒され、気がついたら自分の頬を涙が伝わっていました。その後DVDを借りて何度も見ました。飽きません。見れば見るほど感動が大きくなります。