「北のカナリアたち」~豪華俳優陣!過去から逃れられない人たち~

「北のカナリアたち」を観た感想

北の桜守、北の零年と並ぶ北の三部作のひとつ、「北のカナリアたち」。主演を務めるのは吉永小百合です。

なんとなく映画館で上映されているときは観に行こうと思えなかったのですが、ふと観てみようと思いました。

吉永小百合の映画は全く観たことがないので、どうかなと思いつつ観てみたのですが、結果とても良かったです!こんなにいい映画ならみんなに観てほしいと思ってしまいました。

どんなお話?

北海道の端にある島を舞台に物語は綴られます。その島の小学校に赴任した先生役を吉永小百合が演じています。

赴任した先の小学校に通う生徒たちの歌の才能を見出して、合唱を指導するようになります。しかし、ある日事件が起こるのでした。

先生とご主人、生徒でBBQをした際に、一人の生徒が海へ転落してしまうという事故が発生。生徒は助かったものの、助けへ入ったご主人が帰らぬ人となってしまうのでした。

この事件を境に、生徒たちは歌うことを辞め、また先生も東京へと去っていくこととなるのでした。

月日は流れ、20年後のことです。生徒の一人が殺人を犯したという知らせが先生のもとにやってくるのでした…。

おすすめポイント1

豪華俳優陣

大人になった生徒役は、森山未來、満島ひかり、宮崎あおい、勝地涼、小池栄子、松田龍平が演じます。
また先生の夫役として柴田恭兵、先生の不倫相手に仲村トオルなど、演技派な俳優陣が多く出演されています。

おすすめポイント2

雄大な景色

北海道で撮影された本作品。物凄い吹雪の中で松田龍平が森山未來を探す場面があるのですが、こんな中で撮影したのかと観ているだけで寒くなるシーンがありました。

他にも、雄大な景色をバックに吉永小百合が歩いているシーンなど、景色の美しさにも目がいってしまう場面がありました。

内容も、深く考えさせられてしまうものでした。過去の事件がずっと心に残っているのは生徒たちももちろんのこと、先生自身もずっと残っています。

過去を清算させたい。でも、できない。口に出してしまえばいいのかもしれませんが、それもできない。

一人一人一生懸命に過ごした結果、すれ違ってしまっていた…。

そんなふうに感じました。

最後に

誰かを強く思うとき、傷つけてしまうことも仕方ないのかなと思ってしまいました。誰にでも過去のトラウマはあると思います。この映画を観ると、誰しも持っているトラウマが少しだけ軽くなるような気がします。