「隣の家族は青く見える」はドラマ史上に残る名作!理由を説明します。

「隣の家族は青く見える」が名作だと想う理由を解説

毎週木曜日22:00からフジテレビで放送中のドラマ「隣の家族は青く見える」は今期の全ドラマの中で一番好きなドラマです。今期どころか、何十年にもわたるドラマ史の中でも名作として今後語り継がれるべき作品だと個人的には思っています。しかし視聴率は悪く、あまりドラマの良さが視聴者にわかってもらえていません。そこで、なぜこのドラマが名作なのか解説したいと思います。

主人公の設定が新しい

このドラマの主人公は妊活をしている女性です。まずこの主人公の設定が新しく、画期的なのです。もちろん、今までのドラマでも子供が欲しくて悩んでいる夫婦が出てきたことはあります。しかしこのドラマがすごいのは、実際の不妊治療が具体的に描写されていることです。検査のことや実際の治療の様子など、不妊治療と無縁な人にはあまりに生々しく感じられるのでそこで視聴者側に抵抗感が生まれるのかもしれません。

ゲイカップルが登場する

このドラマのもうひとつの画期的なところは、ゲイのカップルが主要人物として出てくるところです。今までのドラマでのゲイの扱われ方というのは、コミカルなキャラ、女性の悩みを聞いてあげるオネエキャラなど、悪い意味でステレオタイプのゲイが多く出てきました。しかしこのドラマのゲイカップルは、ゲイであることでの苦悩の描写はありますが、基本的には男女の恋愛ドラマと同じように普通に恋愛をしているカップルという扱いです。普通の登場人物としてゲイカップルが描かれているのは、日本のドラマではかなり画期的なことだと思います。

現代社会の問題が凝縮されている

このドラマは妊活やLGBTの問題だけでなく、ハラスメントの意識が低くセクハラなど無神経な言動を繰り返す義両親、子供を作りたくないのに交際相手の子供と同居することになってしまった女性、妻に「自然分娩じゃないと母親として愛情が沸かない」と言ってしまう無知で無神経な夫、無職なのに夢を追ってしまう父親、実の親から人生を否定されたことで歪んでしまった教育ママなど、まるで現代社会の問題を凝縮したような登場人物の設定も魅力のひとつです。もし主人公に共感できなくても、登場人物の誰かには自分を投影して共感してしまうリアルさがあります。

最後に

世の中にはいろいろな人がいて、それぞれの幸せの形があるというのがこのドラマのメッセージだと思います。このドラマはまだ数話残っているので、観ていない人は今からでも観てほしいです。