ゴールデングラブ賞とベストナイン賞、2つも必要なの?

「ゴールデングラブ賞とベストナイン賞」どちらか1つだけでよくない?

今年のプロ野球両リーグのベストナイン賞が発表されましたが、これとは別に、先日既にゴールデングラブ賞の方の発表もあったばかりです。これらの賞はご存知のように、各ポジションごとにその年一番活躍した選手が選ばれますが、この2つはどちらか1つだけでもいいとは思いませんか?

それぞれどういう賞なの?

ゴールデングラブ賞はその名前の通り、基本的には守備を重視して選考されます。その為、各ポジションの名手と呼ばれる選手が多く選ばれる傾向にありますが、実際にはどう考えても打撃で選んだと思われる選手が入っていることも多く、後述するベストナイン賞とほとんど変わらない受賞メンバーになっているのです。

そのベストナイン賞はも打撃と守備を総合しての選考ですが、今年の両賞ではパ・リーグでDHを除いた18人のうち、12人もが2つを同時受賞しています。実に2/3が同じ選手です。これでは何の為に賞を分けているのか分かりません。

スポンサーとの関係も?

ベストナイン賞はプロ野球を管轄する日本野球機構が発表する賞ですが、ゴールデングラブ賞は「三井ゴールデングラブ賞」と銘打っているように、三井グループがスポンサーになって毎年発表しています。冠まで付けているからには、受賞選手だけでなく、日本野球機構にも三井グループからそれなりの収入があるはずです。

このスポンサー収入の為に、ほとんど変わらない2つの賞を用意しているのかと考えてしまうのは邪推でしょうか?また、どちらの賞もメディアのプロ野球担当記者の投票で選ばれるので、尚更どちらか1つだけでいいと思わざるを得ないのです。

似た賞を統合した例があります

他のスポーツの話になりますが、「バロンドール」という言葉を聞いたことがありますか?これは昔は欧州サッカー連盟が主催し、その年の同連盟内の最優秀選手に与えられていた賞でしたが、それとは別に世界最優秀選手という国際サッカー連盟が主催する賞もあって、どちらが権威があるか分からない状態だった時期がありました。

これを解消する為に、今ではその2つの賞を統合し、バロンドール=世界最優秀選手賞になっています。日本のプロ野球のゴールデングラブ賞とベストナイン賞もこのように1つに統合するべきです。

野球は守るだけでは勝てません!

野球で相手チームに勝つ為の唯一の方法をご存知でしょうか?それは、相手チームより1点でも多く獲ることです。もちろん守備を軽視する訳ではありませんが、野球というスポーツは守っているだけでは勝つことはできないのです。

よって、私はゴールデングラブ賞は不要だと考えます。ベストナイン賞は守備も含めた意味を持っているので、この賞だけで充分でしょう。その方が受賞できた選手の権威も上がるというものではないでしょうか?

前述したスポンサーとの絡みもあると思いますが、似たような賞を2つも作り、同時受賞が半分以上などという現在の状態はどう考えても変だと思っています。