自己破産するシニアが増えている意外な原因に思う事

自己破産するシニアが増えているというニュース

記事の概要とファイナンシャルプランナーの分析

2016年の自己破産の申し立てが6万4000件を超えて13年ぶりに増加に転じ、その中でも若者よりも働き盛りの中年や退職したシニアの自己破産が増加しているとのことです。

その原因として、現役時代には滞る事無く返済できていたクレジットカードのリボ払い等の借金や、住宅ローンの残債が、リタイアして収入が減少する事で返済に窮し、カードローン等を繰り返す事で、借金が膨らみ自己破産に至るケースが増えていると言うのです。

しかも、最近では消費者金融での借り入れが不可になっても、銀行のカードローンの借り入れが可能で、それが借金を膨らませる大きな要因となっていると分析しています。

この記事を見て、老後自己破産に陥らぬためのポイントを以下に考えて見ました。

退職後破産を招かぬための準備

退職して厚生年金で生活する事となれば、大幅に収入が減少する事が当然です。まずは、50歳が近づけば、自分の年金受給額を知る事です。

年金を掛けていても、本当にもらえるのかと言った意味のない会話よりも、真剣に自分の年金額を把握すべきです。

その収入を把握し、日常生活をその収入でやりくりできるかを考える必要があります。現役時代に毎月の生活が苦しく、生活の為に借り入れし、それをボーナスで返済して帳尻を合わせている様なら、そのままでは老後破産を招く、破産予備軍だと考え、対策を講じる必要があります。

また、その年金収入を把握し、生活が苦しくなる事が分かれば、現役時代に住宅ローンの繰り上げ返済で完済を目指すべきです。

繰り上げ返済に向けた貯蓄の為の生活の切りつめが無理だと思っても、年金生活では生活がもっと苦しくなる事を考え、頑張るべきです。

遺族年金になればさらに収入が減少

夫婦で何とか年金で生活できるパターンが構築できても、さらに収入が激減する状況が訪れます。それは、厚生年金受給者が亡くなり、残された奥さんが遺族年金受給に変わるタイミングです。

夫婦での年金生活が何とか成り立っている場合でも、この遺族年金になった場合、残された奥さんが遺族年金で生活できるような準備が次に必要になるのです。

サラリーマン時代には、ボーナスがあり、高額の耐久消費財はボーナスで購入するケースが多いものです。年金生活になり、ボーナスが無くなると、クレジットカードのリボ払いを利用して、これをカバーするケースが多い様です。

厚生年金を受給して生活している時にはこの返済が出来ても、遺族年金になり収入が減少する事で、返済が困難になり、自己破産の引き金となる事も考えられるのです。

高齢化し、十分に色々な事に思い巡らし、対策を講じる頭の回転が鈍る時に、こうした最後の危険な変化が訪れるのです。この点も忘れてはならないポイントと言えるでしょう。